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俺達が教室に行くとすでに戦いの準備は着々と進んでいた。
「お姉、わたくしと言う女性を持ちながら他の奴に手を出すのですか」
「ウチは女だからね!あんたなんて恋愛対象としとは見てなんかいないわよ」
「お姉は酷いです」
「この前堀井を血祭りにしたやつがよく言えたものね」
カナルさんは涙を流している。なんか報われないてっ可哀相だな。
「おおこれで皆集まったな。とりあえず空いている席に座ってくれ」
俺達は荷物が置いていない席に座る。
「いよいよこの日がやって来た。今から俺達は戦争を起こす」
教室は静まり返る。一度戦闘した身なのでだいたいの苦戦は理解出来る。
「そこでだ。まず階級についての話をする」
レイはおもむろにチョークを取り出し、黒板に何かを書く。
「今1年生の部隊だけで24部隊あり、その強さに応じて階級が付けられている。1位は言わなくてもわかるな」
黄金龍だな。
「そして俺達『朱き翼』の階級は最下位だ」
理由は大体わかる。小数だと言うことだろうな。普通なら20人以上は当たり前なんだが10人しかいないからな。
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