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恥ずかしながら我が桜井家では、今飯を作れるスキルを持った人間はいない。
男の俺はもちろんのこと、あの完璧超人な妹である羽美も料理は苦手なのだ（それ以外の家事はなんら問題はないのだが）。
俺が中学時代の時に一回羽美に料理を作ってもらったことがあるのだが、出来上がったのは暗黒物質だった(ちなみにその時に使った皿はシューシューと音をたてて溶けていた)。
それ以来、我が家の食事は加奈子の腕に委ねられるようになった。
桜井「いつも悪いな、加奈子」
藍川「いいんだよ、私が好きでやってるんだし」
桜井「でも、つらかったら言えよこっちが無理やり頼んでるようなもんだし迷惑なら止めてもらっても」
藍川「迷惑なら、もう何年間もご飯作りに行かないよ………それにキョウちゃんには私の手料理ずっと食べてもらいたいし（ボソッ」
桜井「ん？何か言ったか？」
藍川「にゃ、にゃんでもないよ/////
それよりも朝ごはんできるまでしばらくかかるから、その間に身だしなみ整えてきたほうがいいんじゃない」
桜井「あぁ、わかったそうするよ」
なんだかすごい勢いで言われてしまったが、一体なにがあったのだろうか？
藍川（もう、キョウちゃんのニブチン）
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