報告1~再会は偶然に~

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先生が来る前に、今ゴキブ……山本の遺言である「プリンセス」について少し説明しておこう。 「プリンセス」とはこの不知火学園に通う美少女達の総称で、俺の知っているのは四人だけである。 まず一人が我が妹の羽美、二人目が加奈子。 そして三人目は 「は~い、みんな席についてね~」 今入ってきた我がクラスの担任の伊波 菜々子(いなみ ななこ)先生である。 ちょっと垂れ気味の目尻をした優しそうなお姉さんといった感じで、性格もそれと比例しおっとり気味だ。 その性格からか男子からも女子からも慕われるフレンドリーな先生である。 伊波「はい~今日の連絡事項は~五時間目に生徒総会があることだけですね~みなさん遅れちゃだめですよ~」 全員(いや、昨日何回も言ってましたよね!?) …………少し天然な気があるのが残念なところではあるのだが。
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