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「このようにして、今後学校生活を楽しく送れるように……」
昼休みも終わり時間は五時間目つまり生徒総会の時間である。
普通の生徒総会であれば話声が上がりそうなものだが、この時間に限っては別だった。
まぁそれも最もであろう。
あのプリンセス一の美人と謡われた中野 菫(なかの すみれ)が演説をしているのだから。
体育館の二階の窓から放たれる光が腰まである若干ウェーブがかかった銀髪に反射して輝いている。
それはまるで彼女自身が輝いているようで、彼女の美貌をより輝かせているようであった。
細く長い眉と長睫毛にくっきりした二重瞼と、釣り目ながら大きな瞳は宝石のような輝きを放っていた。
そして何より男子の目を引くのは制服の上からでも分かる大きな膨らみだろう。
そのサイズは平均以上で薄いブラウスを押し上げる柔らかそうな盛り上がりは、男子の目を釘付けにしていた。
かく言う隣にいる山本は、その部分を食い入るように見つめている。
こいつには後で鉄拳を食らわせてやろうと思う。
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