400人が本棚に入れています
本棚に追加
声の方向から察するに、近所の公園から聞こえてくるようだった。
桜井「何なんだろうね一体」
その声が気になった俺は、公園の方へと歩みを進めていった。
「だからさ~、一緒にお茶でもしようよ~」
「何回も言ってるだろう、断る」
「まぁまぁ、そう言わないで」
公園について最初に聞いた会話がこれだった。
(なるほどね)
どうやら先ほど聞こえた会話はナンパだったらしい。
近くの茂みに身を隠してその場の成り行きを見るかぎりそれ以外の答えは浮かばなかった。
(にしても……ありえないだろ)
そういくらなんでもありえなかった
なにせ女の人に絡んでいる三人組の髪の色が
赤青黄色の信号カラーだったのだから。
最初のコメントを投稿しよう!