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ここは人間たちが暮らす小さな森『プリムール』
この森の東には狼たちが住む国『ウォルフシュミット』
そして西には熊たちが住む国『デュカスタン』
ちょうど真ん中にはさまれているこのプリムールの森は、両国の恰好のエサ場として、たびたび奪い合いが行われておりました。
近年の異常気象による食料不足も手伝い、両国の争いは激化するばかり。
しばらく平和だったプリムールの森も近ごろは危険に晒され、人間たちは警戒し、力では敵わないとは知りながらも、なんとかしてこの森を、そして森に住む仲間たちを守るため、武器を手にとりはじめたのです。
そんな森に住むひとりの少年、まだ幼く無邪気な彼がこの物語の主人公。
さあ。
物語をはじめましょうか。
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