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士が視線を下にうつすと、さっきまでの服装から、探偵といった感じの、
いや、探偵としか言いようがない格好になっていた。
「…またか。」
「ホームズだ、ホームズ!いやぁ、さすが士さん。完ぺきに着こなしてますよ!くっ、くはは!!」
「ユウスケ!そんなに笑ったら士くんが可哀相ですよ。ふふ。」
夏海も目を合わせないようにしながら言う。
「当たり前だ。この門矢 士さまに着こなせないものはない!…くそっ。」
最後のところを小声でいうところから、
あぁは言っても本人も恥ずかしいのだろう。
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