仮面ライダーＷ×仮面ライダーディケイド

3．Ｗなライダー

「やれやれやっと俺の出番か。」

そう呟いたのは今まで黙って戦いを見つめていた士だった。

「おい！…ッ、お前！なにやってる、早く逃げろ！！」

ドーパントの攻撃をなんとか避けながら、
近づいてきた士に叫ぶ。

「まぁ、そういうな。俺も交ぜてもらうぞ。」

のんびりとした口調で答えを返すと、
先程取り出していたバックルを腰に装着し、見せつけるようにカードを突き出した。

「変身！！」

『カメンライド ディケイド！』

現れたのはマゼンタ色のライダー

“仮面ライダーディケイド”

であった。