セレナ

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異世界と言えば精霊! ウンディーネのセレナさんです。 セレナ『久しぶりじゃな』 そうですね。 芹耶の旅立ち以来ですか。 セレナ『そうじゃな。 アレが居なくなってからは毎日が暇でのぅ』 あれから毎日何をしてるんですか? セレナ『特に何をするわけではないな。 水の守護者として渇水の地域に雨を降らせたり、洪水を沈めたり、芹耶の旅を覗き見したりじゃな』 ふむふむ……って、覗き見!? セレナ『水があればそこは我の視界だからな。 水がある所限定だが、あやつの旅は見ておるぞ』 いいのその話? 本編に影響しない?? セレナ『なんじゃ、そんな事を気にしているのか。 器の小さい男よのぅ』 いやいや、器とかどうとかじゃなくて作者として当然の心配ですよ。 セレナ『心配するな』 あっ、大丈夫なんだ。 セレナ『間違いなく絡む!』 らめぇぇぇぇぇぇぇ! セレナ『ほんに器の小さい男よのぅ』 器小さくていいです。 ネタバレは勘弁して下さい。 セレナ『それは、我の再登………何じゃ、言葉が出て来ぬぞ?』 ふふふ… 作者を甘く見て貰っちゃ困りますな。 これでも1キャラを黙らせる位なら作者権限と云う神の力を行使できるのさ。 セレナ『ほう…面白い力を使うな。 どれ、我にもやらせるのだ』 いやいや、作者の力なんでセレナさんは使えませんから。 セレナ『ケチケチするでない。 それこそ作者権限で何とかできるじゃろ』 身も蓋もないな。 ちょっとだけだぞ。 セレナ『おお、これが作者権限か…… 手始めに作者よ消えろ』 な!何をする気d… セレナ『よし、邪魔な作者が消えた所で作品の創り直しだな』 カキカキ セレナ『うむ、我と魔法と異世界と… 素晴らしい! さぁ、我の物語の幕開けじゃ!!』 …………………… セレナ『む?何も変わらんな、どうなっておるのじゃ? 作者……は消してしまったんだったな』 ……………………… セレナ『まあいいか。 アバルトの見回りに戻るかの』 "別世界" おのれセレナめ、作者を消そうとしやがって。 まあ、作者が消えた時点で作者権限も消えるから問題ないが、あっさりと作者を消そうとしたセレナ恐るべし……
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