☆ 必然の出会い。

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《稀姫ちゃんへ》 ママですよぉ➰。 イキナリだけど 稀姫ちゃんは男の子 らしすぎると思うの。 そ・こ・で! 稀姫ちゃんを カワイイカワイイ 女の子にするために、 すーごーいカッコイイ 男の子に手伝って もらおうと思って…… 稀姫ちゃんと一緒に住んでもらおうと思います! 男の子達は ママの知り合いの 子達だから、安心してね。 ちなみに!!! ママは今日から しばらく、海外へ旅行に行って来ます。 一年ちょっとじゃ帰ってこないので、 心配しないで思う存分 男の子達との生活を楽しんでね? ママが帰ってくる頃には、ケンカしない、怪我の無い可愛らしい女の子になっていて欲しいです。      《ママより》 ………………………。 ………………は………? ………一緒に……住む? ………何言ってんだよ。 『ハァァァァァァァ? ふっっっざけんなぁーー!!!』 〈ピンポーン~♪〉 『……………。』 いや……………、もしかしなくても……。 〈ピンポーン~♪〉 …………ゴクッ。 『どちら様ですかー。』 『手紙読んだー?』 『!!?……………。 よっ読んだ。』 『あーけーてぇー。』 ………………。 〈ガチャッ。〉 『初めまして。手紙の通り、今日から一緒に住む 笠等家 郷<カラカ ゴウ>です。』 『更和 晴樹<サラナ ハルキ>でッす。』 『山滝 桐夜。<ヤマタキ キリヤ>』 『……蓮野 那瑞<ハスノ ナズナ>。』 『……えっとあの。 原田 稀姫です…。』 『『『『ヨロシク』』』』 『…ヨロシク。』 こうして私の地獄のような甘い日々が幕を開けるのだった。
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