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目を覚ました時はもう授業は終わっていた。
ヤバい…あの先生怒らせると怖いんだよな…
私がまだ眠い目を起こそうと目をこすっていると、目の前に女の子が来た。
「鈴嘩ぁ~」
「あ、みっちょん!おはよ!!」
みっちょんとは高校で初めて出来た友達だ。
本名『簗瀬 湊』。
みんながみっちょんと呼ぶから私もそう呼ぶ。
目が大きくて、背が小さくて、明るくて…
女の子らしい女の子だ。
「おはよ!!じゃないよぉ~。先生が放課後来いって。鈴嘩が授業中寝るなんて珍しいねっ!!」
みっちょんは笑いながら言った。
「なんか、空見てたら眠くなっちゃって…。今日は珍しく早く学校きたせいかな?伝言ありがとね。」
放課後か……
めんどくさいな。
今日は約束があったのに。
「いえいえ。ちゃんといくんだよぉ~」
私はまた寝ようかと、机に顔を伏せようかと思ったが、みっちょんに頬を抓られ、結局寝れなかった。
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