第1夢  希

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目を覚ました時はもう授業は終わっていた。 ヤバい…あの先生怒らせると怖いんだよな… 私がまだ眠い目を起こそうと目をこすっていると、目の前に女の子が来た。 「鈴嘩ぁ~」 「あ、みっちょん!おはよ!!」 みっちょんとは高校で初めて出来た友達だ。 本名『簗瀬 湊』。 みんながみっちょんと呼ぶから私もそう呼ぶ。 目が大きくて、背が小さくて、明るくて… 女の子らしい女の子だ。 「おはよ!!じゃないよぉ~。先生が放課後来いって。鈴嘩が授業中寝るなんて珍しいねっ!!」 みっちょんは笑いながら言った。 「なんか、空見てたら眠くなっちゃって…。今日は珍しく早く学校きたせいかな?伝言ありがとね。」 放課後か…… めんどくさいな。 今日は約束があったのに。 「いえいえ。ちゃんといくんだよぉ~」 私はまた寝ようかと、机に顔を伏せようかと思ったが、みっちょんに頬を抓られ、結局寝れなかった。
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