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パソコンのエラーも説明書なしに一人でぱぱっと修復している(失敗する場合が多いのだが)。何やら血が騒ぐらしい。
一通り操作方法を理解して満足そうな表情で頷く。すると少女はルーズリーフとシャーペンを取り出した。
ああでもない、こうでもないと唸りながら少女がごちゃごちゃと走り書きしたのは、………………う~ん。
解読不能である。
ただ、「殺人」や「復讐」、……中には「禁断愛フォー!」といったいかがわしい文字が書かれていることだけは分かる。
そして少女は突然手を止めると、神妙な面持ちでまた考えを巡らせた。
……俺がここにいるという確証がほしい。
確かに今ここに生きていたんだという証がほしい。
何かを残したい。……文章を書こう。
日記でも何でもいい。
自分の考え方や生き方を残しておける、そしていつか、あのときはこうだったんだと思い出せるものを残したい。
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