第一章

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大翔「……お店の被害の方は?」 木下「ううむ、まあ、ホントに景気よく爆発したからな、土台以外は全部立て直しと言ったところだろう」 思わず視界が暗くなった。 しかし、それだけではまだ分からない。 大翔「そ、それって、いくらぐらいかかるものなんですかね?」 震える声で、それだけはなんとか聞いておく。 木下「さてなあ、まあ、3億もあればなんとかなる……といいんだが」 大翔「さ、さんおく?」 どこぞの借金執事の倍ですよ。 木下「まあ土台工事がないから、もう少しなんとかなるかもしれんが、大体そんなもんだろう」 ぷつっ…… と、 頭の中で、何かが切れた音が聞こえた。
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