プロローグ

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つかさくんは、分かるんだね。 大好きな人のことも。 他の人のことも。 よく見ているんだね。 ――そう言ってたのは、えいちゃん。 父さんの友人で、少しの間だけど、俺や兄さんの面倒を見てくれた人。 小さい頃の話で、姿が曖昧になっているけれども…。 えいちゃんと一緒にいる時間。 空気、かな…。 ――俺は…好きだったな。
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