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イージスはそれを軽々と避けて行く。
暫くはツルギがイージスを斬りつけ、それをイージスが避ける…と云う戦いであったが、やがてツルギの動きが止まった。
ツルギ「“炎纏”“炎剣化”」
その瞬間、ツルギの体は燃え盛る炎に包まれ、【大和】も赤く染まる。
イージス「…!!」
ツルギ「ハアアアアア!!」
大和が振られると赤い炎が、剣の軌跡を通る様にして燃え出す。
イージスは予想だにしていなかった炎を体に諸に喰らい、腕を抑えて熱さを耐えた。
イージス「く…!!」
ツルギ「フー…フー」
あまりの高いレベルの試合に、観客誰もが息を呑む。
???「…なかなかの剣裁きだ」
イージス『我召喚せしは、清純なる騎士…来たれ“パラディン”!!』
巨大な召喚陣が展開され…。
そして、Lv5の幻獣…“白騎士パラディン”が現れた。
イージス『魔力…解放!!』
途端に、イージスの体が赤く光り出し、更にはパラディンの体までもが、輝き出す。
『これは…魔力継ぎ足しによる、【強化】ですね…。
本来幻獣は、こちらの世界に召喚された時…【この世界の魔力は幻獣世界より低いので…】その強さはなんと、五分の一程にまで低下します。
魔力継ぎ足しによって、それを出来るだけカバーしてるんですね。』
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