はにーたいむ

許婚は三人の……

「はぁ…………。で？それがどうしたの？」

大きなため息をついた俺は、親父に話の続きを聞こうとそう言ったんだ。

すると親父は、またしてもとんでもない事を言いやがるんですわ。

「今日からお前はその娘たちと一緒に暮らせ。そして誰を嫁にするかを決めるんだ」

と、まぁこんな感じにね。

「はぁ？何言ってんの？俺まだ学生だし、それに何処で生活するって言うんだよ？」

ごく普通と思う感想を親父にぶつけると、

「住む場所はこっちで用意してある。生活費も心配いらん。お前はその娘たちと生活すればそれでいい」

そうサラッと言ってくれちゃった訳なのよね。

俺の人生設計図を勝手に描いてくれちゃって……

このクソ親父め。