春
4/7
読書設定
目次
前へ
/
7ページ
次へ
「そうね。昔は私たちが会うのも一度か二度だったのに」 「四季がある所ってのは貴重なんだけどな。どんどん曖昧になって嫌になるよ」 天空から白いものが降り始めた。薄暗くなった景色の中でサクラの花弁と雪が交差する。 落ちた雪は水になって大地に染み込んでいく。 「このまま地球の温度が上がっていったら、俺が夏に会える様になったりしてな」 タンポポの葉の上に残った白い結晶を見ながら冬が呟いた。
/
7ページ
最初のコメントを投稿しよう!
23人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
185(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!