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記憶の螺旋。旋律の咎。
昇らぬ太陽。永遠の虜。
あなたは誰?見知らぬ手が、そっと私に差し伸ばされました。
その情景。その記憶。
真っ赤に染まった私の、両の掌に残る温もり。
その温もりが、ただ悲しくて、その時、私はきっと、泣いたのでしょう。
歴史が問う平和の象徴は、いとも簡単に崩れ去り、残された者は、明日を生きるために自らを殺すこの街で私を見つけました。
それは、何もない私の世界に輝く、小さな、とても小さな輝き続ける光でした。
幼い頃に刻まれた、たった一つの、この世界との繋がり。
何処に居ても、『私』と言う存在を、世界が拒絶するから
私が世界を壊すから、世界は私を汚す。
そして、私達は少しずつ…でも、確実に居場所を失って行くんだ。
生が私を拒絶する。
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