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この道は何処まで続くのだろう…
闇を孕み、生に縋り、それでも救いを求めるこの道は。
何も望まないでいい。
何も失いたくないから。
何も観なくていい。
何も嘘だから。
何も知らなくていい
何もが私を裏切るから。
何も気付かないでいい。
何も傷つきたくないから。
それでも私は望んでいました。
足元も見えない闇に満ち溢れたこの世界に灯る小さな光が、私を求める日が来ることを。
それでも私は望んでいました。
私の色が満たされる日が来る事を。
それでも私は望んでいました。
原色の空を、私の歌で染める事が出来る日のことを。
あぁ…なんて言う矛盾のスパイラル…
そして今日も、私は真っ暗な空を見上げた。
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