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『なぁ…歩、
昨日をオレに
“明日から一緒に
帰るのを
やめよう”って
言ったのは
葉子ちゃんの為に
言ったなのか?』
歩はゆっくりと頷く。
「うん…」
『そっか』
「ごめん…
葉子ちゃんが
翔に告白するって
言っていたから、
悪いなぁって
思ったからさぁ」
『歩らしいなぁ』
「うん…」
『さっきの話を聞いて
居たんだろう?』
「うん…」
『そう言う事だから』
「本当に…?」
『あぁ、本当に
歩の事を好きだよ』
「あたしのどこが
好きなの…?」
『周りの人を明るく
する所となにより…
笑顔が似合う所だよ、
歩のすべて好きだよ』
歩は嬉し泣きする。
「ありがとう」
翔は歩に近寄り、
抱きしめた。
『オレと付き合って
くれるか?』
「うん…」
『歩…好きだよ』
「あたしも好きだよ」
何故か歩に好きって
言った事で…
心が楽になった。
翔と歩は一緒に
手をつないで
話をしながら帰る。
夕焼けで空は
オレンジ色に
染まっていた。
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