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翔は立ち上がる。
「そうなんだ」
『そうだよ』
友幸も立ち上がる。
「バカはない
だろう!!」
『本当の事だろう』
歩は翔と友幸の
会話を聞いて笑う。
「何だよ!!」
『こっちこそ、
何だよ!!』
歩は笑いながら言う。
「やめなよ・・・
二人とも」
「今日のところは
翔の彼女の
歩ちゃんに免じて」
『だから!!
歩はオレの彼女
じゃないって!!』
友幸は歩き始める。
「はいはい」
友幸は翔と歩に
手を振って、
帰って行った。
翔は怒りが
また、機嫌が
直らない。
『あの野郎!!』
歩がなだめる。
「まぁまぁ、
帰ろうよ」
『あぁ』
翔と歩は歩き始める。
翔と歩は話を
しながら歩く。
『歩、今日は
遅かったなぁ』
歩は気まずく言う。
「うん…
ちょっとねぇ…」
『何かあった?』
「別に葉子ちゃんと
話をして、
それで遅かった
だけだよ…」
『そっか』
「ねぇ、翔…」
『うん?』
「明日から一緒に
下校をするのは
やめよう・・・」
『別にいいけど、
急に何で?』
歩は戸惑いながら
翔の質問に答える。
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