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「ほら…あたし達、
中学になったし…
それにあたし達…
恋人じゃないだし…
だからさぁ」
『そうだなぁ』
「ごめんねぇ、
急に言って」
『別にいいよ』
「ありがとう」
何故か…歩の顔は
どこか無理をして
いる様に見えた。
次の日の放課後。
翔は自分の机から
鞄にノートとかを
入れていた。
そこに友幸が
翔の方に来た。
「ダンナ、
今日も彼女と
帰るですか?」
『いいや』
「またまた!!」
『昨日、歩から
“一緒に帰るのを
やめよう”って
言われた』
友幸は驚く。
翔は立ち上がり、
教室から出た。
友幸は慌てて、
翔について来る。
「何で!?倦怠期!?」
『だから!!オレと
歩は付き合って
いないから!!』
翔と友幸が生徒用
玄関に来ると、
葉子が現れた。
葉子は僕と歩と
友幸と同じ、
小学校出身で。
歩とは大親友。
翔と友幸は
立ち止まる。
「あの…翔君」
『なに?』
「話があるだけど、
いいかなぁ?」
『いいけど』
翔と葉子は
図書室に行った。
『話って?』
「あのさぁ…
翔君は付き合って
いる人はいるの?」
『いないよ』
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