3.新たな世界 -side D-

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「何だ…?この世界は…」 あの戦いから、俺は独りで世界を旅してきた。 もう皆を巻き込まない為に、たまに手を出す程度でいたが… 「この世界はたまに手を出す程度じゃないな…」 灰色の世界を、俺は写真に収めた。 ジャラッ… 「これは…アイツからの…」 写真を撮った拍子に落ちた、かなり錆びた懐中時計。 この懐中時計はアイツが俺に渡した唯一の手掛かり。 「"我が友へ"…か…」 掠れた文はそこしか読めなかった。 _
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