5.巡り逢わせ

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蟹鍋が出来なかった隼世は台所でシチューを作っていた。 「…良い味付けになったな」 シチューの良い匂いがNeRの店中に広がっていた。 隼世がシチューを食べていると店の扉からノックがした。 「誰かいるか?」 「いるが」 「そうか… 取り合えず生きてる奴に漸く会えた…」 「…やっぱり人が見当たらなかったのか?」 「アンタも探してたのか。 なら話が早い。 この世界について聞かせてほしい」 「!…世界?」 「あぁ」 隼世は少し悩んだ後、店の扉を開けた。 店の外にいたのはカメラを首にかけた茶色いコートの青年だった。 「「………なぁ」」 2人は出逢った。 「「何処かで逢った事あるか?」」 _
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