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蟹鍋が出来なかった隼世は台所でシチューを作っていた。
「…良い味付けになったな」
シチューの良い匂いがNeRの店中に広がっていた。
隼世がシチューを食べていると店の扉からノックがした。
「誰かいるか?」
「いるが」
「そうか…
取り合えず生きてる奴に漸く会えた…」
「…やっぱり人が見当たらなかったのか?」
「アンタも探してたのか。
なら話が早い。
この世界について聞かせてほしい」
「!…世界?」
「あぁ」
隼世は少し悩んだ後、店の扉を開けた。
店の外にいたのはカメラを首にかけた茶色いコートの青年だった。
「「………なぁ」」
2人は出逢った。
「「何処かで逢った事あるか?」」
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