5.巡り逢わせ

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シチューを食べ終え(青年は人参を嫌々ながらも食べたが)、店の方へ移動した2人。 時計を見た青年は驚いたように目を見開いた。 「このマークは、俺の!? いや、それだけじゃない… クウガやアギト…龍騎にファイズ、ブレイド、ヒビキ、カブト、電王…それにディエンドまで… 何で仮面ライダーのが…」 「仮面ライダー…」 『俺は、通りすがりのライダーだ』 「(俺は一体…)」 「…アンタの名前… もしかして津軽か?」 「!」 青年の言葉に驚いた隼世。 青年の目は真剣で、ジッと隼世を見ていた。 「俺は、津軽隼世。 お前は、俺を知っているのか?」 「…俺は門矢士だ。 アンタについては良く知らない」 「そうか…」 「だが」 士はコートのポケットから錆びた時計を出した。 「もしかしたら知っている奴かも知れないんだ」 _
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