4人が本棚に入れています
本棚に追加
今まで一緒に戦ってきた仲間は消え、一緒に行動していた仮面ライダークウガ…小野寺ユウスケに裏切られ、俺は怒りと悲しみに陥った。
『来い!俺が破壊してやる!!』
9人のライダーと戦っている途中、仲間のディエンド…海東大樹が現れて
『はぁあああ!』
ガチャン!
『!…海東』
『………』
バァン!!
至近距離の攻撃に関わらず、俺に当たっていなかった。
『ディエンド…お前の世界が消えても良いのか!!』
『鳴滝…本当に君は世界の破壊を防ぐ為に、士を倒せと言って来ていたのかい?』
海東の攻撃は高見の見物をしていた鳴滝の足元を削っただけだった。
それには俺自身も驚いたさ。
まさか海東があんな行動をするとは思わなかったからな。
『何だと?』
『僕の想像だが、君は"防ぐ"ではなく"進ませようと"していたのじゃないのかい?』
『『『?!』』』
その場にいた全員が驚いてたな。
海東の言う事に一理あるからな。
『君はディケイド、または門矢士が破壊者だと言った。
そしてライダー達に倒させようとしている。
なら、別に士に旅をさせなくてもライダーを集めれば良かったんじゃないかい?』
『あ…そう言われればそうだな』
あぁ、ここで納得したように手を叩いて喋ったのは電王のモモタロスだ。
『君は何か別の目的で士を倒そうとしている。
そうだろう?』
『何を戯言を…ッ
貴様の世界が消えても良いのか!?』
『兄さん達がいる世界は確かに消されたくない。
でも、僕は最高のお宝を手放したくない!!』
『貴様…ッ』
怒りの頂点に達した鳴滝の姿はある意味最高だったな。
あんなに怒りで顔が歪む人間は始めてみたからな。
_
最初のコメントを投稿しよう!