1. 時計屋

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すべき事がない隼世は悩んだ。 時計が止まっただけだろうと思ったが、何とこの世界の時間までも止まっていたのだ。 世界から拒絶された今、自分は何をすれば良いのか。 拒絶された事により、自分に居場所が無くなったのか。 「はぁ…」 ため息をついた隼世の耳に何かが聴こえた。 店の奥、滅多に使わない物置部屋からだ。 隼世は音を確認するようにゆっくり歩きながら部屋に向かった。 … … 「何の音だ…?」 ギッ… 軋んだ扉を開けると、部屋の中心に天体機のような形をした物があった。 近付いて良く見れば、星のような球体は時計のようで中にマークがあった。 「このマーク…」 『俺が破壊してやる!!』 「ディ、ケイド…?」 カチッ 隼世が時計に触れようとした時、別の時計が動き出した。 「これは、白紙…?」 _
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