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???『動いたら殺すぞっ!!』
聞き慣れない声だな…
イヤっ…確か『乱気流に気をつけろ』って言ってた人の声に…
声はするけど姿は見えず…
生徒達がガヤガヤとする。
『何、あれ?』『 杉本がまたふざけてるの?』『 俺何もしてないし!』『 じゃあ、先生?』
すると、操縦室から一人の初老の小汚いオッサンが出てきた。
30代後半から40代というところだろうか…
頭が寂しい…
???『ウヘヘヘヘ、うるさいっ!この飛行機をのとった!
いわゆるハイジャックって奴だ!
死にたくなかったら おとなしくしやがれっ!』
バンッバンッ
機内に乾いた音が2回響いた。
どうやら、ハイジャック犯は発砲したらしい。
機内は静寂につつまれた。
???『よし、それでいい。クラリネット、そっちは片づいたか?』
謎のオッサンが操縦室に向かってそう言うと、操縦室から誰か出てきた。
クラリネット『ウフフ、操縦士と副操縦士は、お寝んねしているわ、キャハッ★』
クラリネットと呼ばれる女は、金髪の、艶やかな女がでてきた。
外国人かな?
堀が深い。
しかも、胸が大きい…
クラリネット『わたしぃ、飛行機は操縦できないからぁ~、ホルンちゃんがやってよぉ
私わぁ、子供達の子守しとくね』
ホルン『あぁ、くれぐれも逃がすなよ…っと言ってもここは飛行機かっ、ウヘヘヘヘ…』
ホルンは黄色い歯を見せ、操縦室に姿を消した。
俺、ぶりっこ苦手なんですけど…
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