ズバット洞窟

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ミルタンクが掘った穴はまた違う通路につながっていた。 その通路がはたして初めて通るのか、何度も通っているのかは、わからない。 でも、とりあえず進むしかないようだ。 そして、おれ達が通路を歩き続けると、今まで見たことのない大きな広場みたいなところにたどり着いた。 広場はなんだか神秘的な祭壇があった。 きっと霊的な場所… ひぃぃ 愛子『なんだか、キミが悪いわね…』 ???『俺様の可愛い仲間達を…… よくも、虐めてくれたな… それに神聖な場所に侵入するとは、愚かな人間だ お前らは生きて帰さないぞ!』 この広場に来る前に聞いた声と一緒だ。 幽霊じゃない! 幽霊じゃない! 幽霊じゃない! ……冷静に考えよう。 この洞窟内に人間…real worldプレイヤーがいるということなのか? それならば相手は戦う気だな。 助けてはくれないようだ… でも、仲間を倒したって言ってたな… もしかしてズバット? その時、2人のPCPが警告音をだす。 PCP『ズバットα接近中!!! 戦闘に入ります。』 αって何なんだ? それに地下は今まで、ズバットは全く出てこなかったのに、何故今頃? もしかして、そいつが主!? さっきの、アラームは二つのPCPからしか聞こえなかった。 謎の声の主がreal worldプレイヤーならPCPの警告音が3つ聞こえるはずだ… さっきの声はreal worldプレイヤーじゃないようだ。 やっぱり、ズバットαがしゃべっているのか? 嫌な予感がする。 愛子『何がαよ! 所詮、雑魚のズバット。 やってやるわよ!』 創『気をつけろよ! そいつが主かもしれないぞ!』 『わかっているわよ!』 PCP『バトル開始!!!』
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