パートナー

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女の方は覚悟を決めたのか、自分のポケモンをボールに直した。 女の方は逃げも隠れもせず、幻のシャドーボールを真正面から受けようとしている …ほほぅ、見上げた根性だな。 ポケモンのことを第一に考えるなんて… ハハハッ そんな人間にあえてうれしいよ。 そして、男の方は…… んっ? まだ、あたふたしてやがる……… 女が覚悟を決めているのに情けない男だ… 俺の幻のシャドーボールはガキどもから5メートル程まで迫っていた。 !!!!! 急に男の方が、幻のシャドーボールに走っていき。 シャドーボールの目の前までくると、両手を大きく広げた。 なにをしているんだ……… 創『俺の大好きな愛子にケガはさせねーぞ!!!』 何て無茶苦茶なんだ ハハハッ……… 俺様の胸の何かがはじけた。 このガキども、気に入った。 それに、この創ってガキは特にだ。 このガキにいっちょついていってやるか… でも… 俺様の仲間が……… その時どこからかα様の声が聞こえてきた。 α様『ズバットよ… お前が気に入った人間だ… とことんまでついていくのじゃ。 それに、ついに時がきたようじゃ。 近頃、女神様の力が弱まっているのも気になっていた。 その坊やについて行くのは今しかない。 世界の終結が近い』 ズバットα『しかし、仲間が!!!!』 α様『お前が心配しなくとも、ワシはいつもみんなを見守っている。 たとえ姿形が見えなくとも… それに、他のズバット達だってお前が思っているほど、弱くはないぞ! それに、世界が破滅すれば、仲間はどっちみち息絶える。 さぁ、行くのじゃ!』 ズバットα『ハイ!α様!』 そして、α様の言葉は聞こえなくなった。 ……俺様から見ると創は未熟だ。 が…熱いハートを持っている。 仲間のことも気になるけど… コイツについて行きたい… いっちょコイツを鍛えてやるか!!! こうして、シャドーボールもとい催眠術は創に命中。 パワーが強力だったために愛子にも命中して、二人は深い眠りについた。
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