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その瞬間今か今かと待ち構えていた人々が歓声とも悲鳴とも取れる叫び声を出し始め一斉に騒ぎ始めた。
時計を見ると午前零時ジャスト。
早速キールが行動に移った。
キールは、大胆にもヘリコプターのライトが当たる所まで上昇すると警察に挑発する。
「やぁ、今夜も俺のショータイムに集まって頂き誠に感謝しますよ」
こんなにも堂々と出来るのは、おそらくキールぐらいだろう。
実際彼が一年前に現れて以来警察は、全て宝を持って行かれている。
警察の威信として何としても捕まえないとならない。
警部のダリル・シェリドは、地上からキールを見上げていた。
「何をしている!奴を追い詰めて捕まえろ」
ヘリの操縦士に命令を飛ばすと指示通りキールを追い詰め始めた。
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