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手首
戦時中、空襲で焼けた町に帰って来て、町を歩いていた。
そこら中に死体や体のパーツが転がっている中を、歩いているとベンチに転がっている手首があった。
その人が何気なく、その手首を見ると…ビクン!と中指が動いた。よく見ると、中指だけでなく、他の指や皮膚もビクンビクンと脈動している。
彼は恐怖心よりも好奇心に負け、その腕の切り口を見ると…中にはびっしりと、ウジムシが溜まっていたのだ。指や皮膚の脈動は中のウジムシが動いていたのが原因だった。
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