不幸船の船長

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時が経つ中で 幼い頃の 自分がそこにいる 誰だって 不幸ぶれば悲劇のヒーローだ 悲しんで 泣いて 歌って 苦笑い 周囲の言葉は いつでも 心をちくちくさせるよ 冒涜と暴言 一歩 後ろへ下がり 自分を隠しながら 馬鹿にされまいとする 必死で 必死で 馬鹿に されまいとする 不思議だよ 不幸者は 叩かれ 叩かれ 不幸船の船長だ 何度でも言ってやる 不幸船の船長だ それが この国の 特色 なのかもしれない 湖に溺れないように… みんな一緒 みんなの声 そして 優しさ それは本当 一人で良い 舵を取りながら 不幸船の船長は 脱退するんだ だって だって 心にぽつり光る あなたに 出逢えるから
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