第一話 氷翼の天使

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「いいぜ?」 『そうだよな…って、えぇぇぇ!?軽ッ!何ソレ軽ッ!』 「要は俺たちのせいで幻想郷に迷惑(ってレベルじゃないが…)かかってんだろ?それに、ライディーンたちには世界が世話になったし。 俺の頭と力が他人の役に立つなら尚更だ」 『…フッ……そいつは重畳(チョウジョウ)。 頼むぞ』 「最後に一つ…確認だ」 『何だ?』 「お前…俺だろ?」 『ほぉ…気付いていたのか』 同じ声に考え方……疑わない方がおかしい。 『幻想郷を頼むぞ、俺』 「安心して任せろ、俺」 互いに笑い合う。 ライディーンになっても変わらないってか。 俺ことライディーンスワローは光になって、例の氷の羽根に変わる。 『死ぬなよ…』 羽根を受け取るとスワローからの激励が聴こえた。 その激励を最後に視界は暗転した。
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