第一話 氷翼の天使

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ー十数分後… 「遅いぞ!なーくん!」 「往来でその名を呼ぶなとあれほど…!」 「良いじゃない。その辺は姉としての特権よ!」 胸を張ってもその哀しい胸は大きくならんぞ。 「なーくん…ちょっと…お話ししようか…」 「おーけー…謝るからその鉈を下ろしてくれ」 「…チッ…」 と、まぁ何の変哲も無い会話をしながらレストランに到着。 そんでもって食事して、会計済まして、帰る。 それが、俺の『普通』だった。 そう、本来ならば……。
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