第一話 氷翼の天使

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不意に意識が現れる。 周囲を見渡すとそこは宇宙の様な空間だった。 「ここは…?」 『ここはお前の時代から遥か昔…後の銀河系と呼ばれる場所だ』 突如背後から声が聴こえる。 『始めまして…と言うべきか? 雲雀成よ』 振り返ると、濃紺の燕(ツバメ)の様な鎧を身に纏った男(?)が居た。 背中には翼もある。  ̄\ / ̄ . /・\ . . |・| . ↑こんな感じである。 ※.←は光球 「アンタは一体…」 『俺の名は… 【ライディーンスワロー】! 諸事情で100年に一度覚醒する伝説のライディーンだ』 諸事情って何だよ(汗 『大人の事情ならぬライディーンの事情だ。 …話が脱線したな。 俺たちライディーンは何世代にも渡って超魔と戦って来た。 だが、その戦いもお前の時代のライディーン達が終止符を打った。 しかし超魔の残党は密かに徘徊している。 この九年で超魔の存在が人々の記憶から消えつつある』 「なら良いじゃないか」 『いや、それが原因で『ある世界』に超魔の脅威が迫ろうとしているんだ』 ある世界…? 「忘れる…記憶…存在…他世界…… …! 東方の世界…幻想郷か!」 ※説明しよう!成は記憶にある単語から導き出される『答え』を記憶の隅々から引き出すのだ! 『大正解! …そこでお前に頼みがある』 「何だ?」 『幻想郷に移った超魔を倒して欲しい。 無理無茶は承知の上だ。 だがこのままでは幻想郷が壊されてしまう! 頼む!雲雀成!俺となって、超魔から幻想郷を護ってくれ!』
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