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蹴り飛ばされた男以外が立ち上がった
「こんのy…」
ガンッ
「ゴール」
何かを言おうとしたが、その瞬間澪の足元に落ちていたカメラを蹴り飛ばし、頭に直撃
そのまま気絶した
「てっちゃん!」
気絶した男に皆が駆け寄った
名前は『てっちゃん』らしい
それを見る限りでは、このグループのリーダー的存在がてっちゃんのようだ
キッ
と、一斉に澪を睨む
「ほう。まだやるか」
ならば。
と両手に闇を込め始める
「契約に従い我に従え
闇の女王」
その詠唱を聞いて、男たちの表情が険しくかつ震えてきた
「深淵の闇 絶対なる恐怖
我願うは全ての破滅
其は破壊神の怒り
『断罪n」
「「すいませんでしたあぁ!」」
唱える前に気絶している2人を抱えて、脱兎の如く逃げ出した
「……ちっ」
舌打ち?
気のせいだよ
澪は背中に隠れるように立っている女の子に視線を向けた
「大丈夫か?」
「あ、ありがとうございます」
ペコリ
女の子は頭を下げる
「いや、構わないさ。あと制服は大丈夫か?」
「ブラウスがちょっと…」
そうか。
と、女の子に手の平を向けた
「『回帰』」
澪の手でなく、女の子の身体から光が漏れだした
正確には服の中からだが
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