第1章 編入

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「無駄にでかいな」 第一声がそれだった 楓いわく、東○ドー○50個分に相当するそうだ 「こっちです」 この広大な学園内を迷うことなく進んで行く 「学園長ってどんな人なんだ?」 こんな馬鹿にでかい学園を作ったのだから、気になるのも仕方ない 「そうですね…学園のアイドル的な人です。かなり綺麗ですし気さくな人ですね」 「女性なんだな」 「はい。あ、ここが学園長室ですよ」 コンコンッ 何故か楓がノックした そのノックに反応するように、室内から『どうぞー?』と返事が返ってきた 「失礼します」 「あら。楓ちゃんじゃないの」 楓に続き、澪も室内に足を進める 「失礼s………」 言い切る前に、学園長を見ては固まった 「………有香さん」 「久しぶりね」 「え?え?」 楓は何が何だかわからず、おどおどしていた 「何故ここに?」 「有紗から聞いてないの?私ここの学園長よ?」 質問に質問で返す 「聞いてない」 「あれ?私は有紗に言っておくように言ったのに」 まぁいいわ。 と話を区切る 「楓、先程世話になっていた人の下で働いていたと言ったよな?」 「はい。それと学園長と何の関係が?」 「世話になっていた人の姉が有香さんだ」 なるほど。 と、特別驚くこともなく理解した
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