第1章 編入

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3人が着いたのは『2―A』と書かれている扉の前 「何故転移ですか?」 「もちろん歩いてくるのがかったりいからな。職員室からここまで遠いんだよ」 少しツンツンの赤髪をぐしゃぐしゃとかきながら、ダルそうに言った 無造作ヘアーで少し無精髭 見た目は良いが、中身が初対面の澪でもダメだと思えた 「ま、呼んだら入ってきてくれ。ほら伊澄行くぞ」 「あ、はい」 楓を連れて教室へと入って行った 剛が来て、ガタガタと音を立てながらも急いで自分の席へと座るのがわかった 「とりあえず、おはよう。みんなの耳に入っているだろうが、このクラスに転入生がやってくる」 「男ですか!?」 「女ですか!?」 「さぁな。自分で確認しやがれ」 えーっ!! と叫ぶ生徒たちをニヤニヤと笑みを浮かべている剛 その反応を楽しみながらも、そろそろだろうと澪を呼ぶ 「さ、入ってこい」 「……」 無言て扉を開けて、教卓にいる剛の隣に立った クラスのみんなはといいと、澪の容姿に目を奪われていた ぱっと見、女?と思わせるくらい整った顔立ち そして何より 黒い髪と黒い瞳 それが皆の視線を貰った要因だ 「今日からこのクラスに編入することになった黒夜だ。軽く自己紹介してくれ」 「あぁ。今日から世話になる黒夜 澪だ。属性は闇と氷、武器は太刀、あとギルド『七英雄』に所属している。よろしくお願いする」 一礼しては皆から拍手を貰う 2属性持ちなのには驚いているようだった 「澪の席は窓際の1番後ろだな」 「了解した」 席に着くと隣は楓だった
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