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「人気ですわね」
「……でも…男の人……苦手」
桜は男子恐怖感?のようだ
そもそも、澪を男として見ているかどうかが問題だが
「にしても、黒髪って珍しいですよね」
「確かにそだねー。質問聞く限りじゃ、ここ出身らしいよー?」
ちゃっかり聞いていた桔梗
「それに綺麗ですわ。どのようにお手入れをしているのかが気になりますわ」
女の子を真っ当している唯
4人の中で1番髪が長い
故により気を遣っているのだろう
「……てか…本当に……男の人…なの?」
「俺は男だ」
包囲網から解放されたのか、楓たちに視線を向けていた
「澪さん。お疲れ様です」
「全くだ」
ふっ
と軽くため息をつく
「私の友達の唯、桔梗、桜です」
周りにいた3人を紹介した
「よろしくお願いしますわ」
「よろしくねー」
「……よろ」
こちらこそ。
と挨拶を交わして、唯がちらちらと見てくるのに気付いた
それに気付かない訳がない
「唯、どうした?」
「あっ…い、いえ、綺麗な髪だなと思っただけですわ////」
不意に名前で呼ばれ、頬を紅く染める
「触りたいならいいぞ?」
減るもんじゃないし。
と付け足す
「でわ、失礼しますわ」
澪の後ろに回り、そっと撫でるように触れる
「凄いさらさらしてますわ。もしかして赤いパッケージのものを使ってますの?」
「ん?良くわかったな。あれが髪質に1番合うんだ」
「私も同じもの使ってますから」
ニコニコと微笑みながら髪を触り続ける
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