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「あたしも触るー」
そこに桔梗が加わり、澪の左後に唯、右後に桔梗
そして2人とも澪の黒髪を触っている
端から見ると異様な光景
「……本当…に…男の人……?」
その光景を身ながら、ふと質問した
「そうだが?」
「………」
無言で澪の正面に行き、背中を預けるように膝上に座った
「「「!?」」」
澪も少し驚いたが、それ以上に桜を知っている3人が驚いていた
当の本人は、居心地良さそうに座っている
「…♪」
「妹みたいで可愛い奴だな」
ふっ
と笑みを浮かべ、桜の頭を撫でる
桜は気持ち良さそうに目を細めていたが、楓は羨ましそうに眺めていた
「………いいなぁ」
「何がだ?」
ボソッと呟いた
が、澪には聞こえていたようで、聞かれるとは思わずに顔を真っ赤にした
そんなこんなで、澪と桜がまったりしていると授業終了のチャイムが鳴った
それを合図に剛が起きた
「ふぁー……良く寝たわ。じゃ、次は第1闘技場だから遅れるなよー」
次の連絡をして、『転移』を使って教室から居なくなった
「闘技場と言ったが、次の授業は何なんだ?」
「次は使い魔の召喚だよーっ♪」
桔梗が嬉しそうに、ぴょんぴょんと跳ねながら言った
「それでは行きましょ?」
「そうだな」
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