第1章 編入

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「あたしも触るー」 そこに桔梗が加わり、澪の左後に唯、右後に桔梗 そして2人とも澪の黒髪を触っている 端から見ると異様な光景 「……本当…に…男の人……?」 その光景を身ながら、ふと質問した 「そうだが?」 「………」 無言で澪の正面に行き、背中を預けるように膝上に座った 「「「!?」」」 澪も少し驚いたが、それ以上に桜を知っている3人が驚いていた 当の本人は、居心地良さそうに座っている 「…♪」 「妹みたいで可愛い奴だな」 ふっ と笑みを浮かべ、桜の頭を撫でる 桜は気持ち良さそうに目を細めていたが、楓は羨ましそうに眺めていた 「………いいなぁ」 「何がだ?」 ボソッと呟いた が、澪には聞こえていたようで、聞かれるとは思わずに顔を真っ赤にした そんなこんなで、澪と桜がまったりしていると授業終了のチャイムが鳴った それを合図に剛が起きた 「ふぁー……良く寝たわ。じゃ、次は第1闘技場だから遅れるなよー」 次の連絡をして、『転移』を使って教室から居なくなった 「闘技場と言ったが、次の授業は何なんだ?」 「次は使い魔の召喚だよーっ♪」 桔梗が嬉しそうに、ぴょんぴょんと跳ねながら言った 「それでは行きましょ?」 「そうだな」
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