149人が本棚に入れています
本棚に追加
やっぱりかぁ。
マスターはそんな顔をして、少し溜息をついた
ちなみに、先程少年が倒した魔物は『シルバーウォルフ』
1匹1匹プライドが高いので、集団で行動することはない
「あとはこっちで調べてみるわ。澪(れい)は休んでちょうだい」
澪と呼ばれた少年は頷き、部屋を出ようとドアノブに手をかけた
「あ、もう1つあったから待って」
渋々戻る澪
「で?」
「国の法律が変わったのは知ってるわよね?」
コクリと頷く
「その1つで、高等学校まで義務教育化があるのよ」
「……つまり、通えと?」
うんうん。
と頷く
澪は16歳なので、高校2年にあたる
「私も法律には逆らえないもの。それと学園の保護をよろしくね?」
「わかった」
「手続きはしてあるから、明日の8時30分に国立魔術学園の学園長室にお願いね?
あと、これに目を通しておいてね」
少し厚めの冊子を受け取り、マスターの部屋を後にした
最初のコメントを投稿しよう!