暇野郎共

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「うぃー、今どこー?ギャンタマ? 了解。今から行くわ。」 と電話を切り原チャリにまたがり 集合場所であるギャングの溜り場 通称ギャンタマに向かう俺は 酒井拓也、16歳、職業無職。 国道をぶっ飛ばし、5分程で 港に着く頃にはもう既に みんなが来てる。 いつも集まる連れは 屈強で頑固者のキンペ。 口やかましく行動派のヤス。 頭は良いが変態のヒロに ブスでスタイル抜群のリョウコ。 ホモっ気があり 自己中のハルミチ。 チビで猿そっくりのカズト。 いつも無口で頷くだけのシン。 そして俺、拓也を入れて8人。 いつも何するわけでもなく 集まってはたわいもない 話で盛り上がる。 帰るのはたいがい二、三時。 中学出てからこんな感じ。 (そろそろ仕事しなきゃなぁ) とか考えながら家に着くなり、 ベッドに入り即寝する。
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