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シャッ
男は鞘から剣を抜いた。それは戦闘開始の合図である。
四人もそれぞれの武器を構える。
ジタンが素早く前に出た。
そして、愛用のダガーで男に攻撃を仕掛ける。
が、
軽く避けられてしまった。
男は大きな身体見合わない速さでジタンの横をすり抜け、高く飛び上がった。
「とうっ」
攻撃をくらったシナは一発で伸びてしまった。
「もうだめずら~」
ガキィィィン
ブランクが剣を振ると、金属同士がぶつかり合う大きな音がした。
鍔迫り合いになったが大きな男の力に負け、ブランクは弾き飛ばされた。
そこへ男が飛びかかって…
「あいたっ」
男は仮面の重みのせいでか、転んでしまった。
もちろんジタンはそれを見逃さなかった。
思いっきり竜の仮面を斬りつけた。
「がーーーーっ!!」
男の大きな叫び声と共に仮面は真っ二つに割れた。
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