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「は......い.....?」
「もう竜ってば私の変化に敏感過ぎるから、いつまでも隠しておける自信が無くて」
「あ.....?」
「だから一旦しばらくの間、連絡は断とうと思って」
「......」
「やっぱり大事なことは電話じゃなくて、ちゃんと竜の顔を見て伝えたかったから」
「......」
「って、ねぇ聞いてる?」
杏の心配そうな声がやけに遠くに聞こえたかと思うと
俺はそのまま天井を見上げ
ゆっくり意識を手放した。
らしい。
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