ふぇありーぷれい

8/9
前へ
/59ページ
次へ
「大丈夫ですか?」 っとやさしい声で梓さんが来た 「私が来たときに倒れてたんですよ」 まさか、僕が忘れてると思ってる。 「そうなんですか、ありがとうございます。」 面白そうだから、忘れたことにしよう 「あの、あなたの名前は何ですか」 「私は梓です」 「いい名前ですね」 「そんなことないですよ」 そろそろ終わらせるか… 「梓さん…」 「はい?」 「好きです」 いったぁー、冗談だとしても緊張したぁー 梓さんの身体が震えてる、怒ってるの?もしかして怒ってるの? 「あ………」 あ? 「あ…あの…」 もうそろそろネタバレするか 「梓さん?」 「いや、その…こういう事は慣れなくてなんて返事すればいいか分かんなくて」 「本当は忘れてないんだ」 「そう、例えあなたが憶えていても…ってえええ!」 「いいリアクションするね」 「いや…褒めてないよ…って違う!どうして忘れてないのよ!?」 「失敗でもしたんじゃない?」 「そんなわけない、魔方陣もちゃんとできてるし、呪文もあってる」 「じゃあ、なんで憶えてるんだろうね」 「私が知りたいのよ」 「とりあえず、落ち着こうか…」
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加