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青い空
良い風が吹いている
僕と優之介は、小学1年生
紙飛行機を作って飛ばすのが好きだった。
今日も、公園で紙飛行機の飛ばし合い。
僕のは赤色、優之介は緑色。
「今日は遠くまで飛ばすぞ」
「僕だって、孝太に負けないから」
紙飛行機を見せ合いっこする。
「僕から飛ばすよ」
優之介が紙飛行機を押し出す。
ゆらゆらと飛んでいく紙飛行機。
「凄い、まだ飛んでる」
風に乗って、紙飛行機は飛んでいった。
「やった新記録」
優之介が喜ぶ。
「よし、僕だって」
僕は、紙飛行機をそっと、空へ押し出した。
「お、いいぞ」
その時だった、強い風に紙飛行機が流されていく。
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