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冷酷に映す非情
今も逃れられぬ業に
鑑みる前世の如し奇怪を
荒れ狂う血と成れの果て
沈もう
光はいよいよ巡り来て
闇は一向に晴れる時を知らず
戸惑いの姿ここに在り
誠の尽くしがいあるや
全ては奈落へと
葬りゆかん
弄る血の臭の様な景色
辿り着きしは
幾億もの死と涙の海よ
罪は汚れ
人は忘れ
戦禍は行き過ぎ
汝は居場所を持たん
時は来たれり
我、この罪を受け入れたり
闇は闇の儘朽ちるとて
我は生まれしこの國を
愛そう
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