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PM10:43 新宿 水窪園
「あっ!!そういえば知ってますか?如月先輩?」
如月「何が?」
「最近、ここの新宿区に出没してるみたいですよ……。」
如月「だから何がだって!!」
「“苦笑いの悪魔”………。」
如月「あぁん?苦笑いの悪魔?なんだそりゃ?」
「嫌だなぁ~。知らないんですか~?苦笑いの悪魔。」
如月「だから、何なんだよ苦笑いの悪魔って!!」
「まぁまぁ、そう怒らずに………。苦笑いの悪魔っていうのは、実はまだ、誰一人見たことないんですよ……。」
如月「そんな事ある訳ないだろう~。だって見たこともないのに、なんで苦笑いの悪魔とか分かってんだよ。」
「実は、その苦笑いの悪魔、気分で人を殺しているんですよ………。」
如月「気分で人を殺す?なんかバカバカしいな………。」
「そん時の笑い声が苦笑いっぽいんですよ…。」
如月「はぁ~、なぁ鳴海?」
鳴海「猫なで声は止めて下さいよっ!!俺は本気で言っているんですっ!!」
如月「お前最近、仕事で疲れてんだろう?新入社員が入社して来て半年経つからな………。そのストレスだろう?」
鳴海「もう放っておいて下さいよその話っ!!い・ま・は苦笑いの悪魔の話ですよっ!!」
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