250人が本棚に入れています
本棚に追加
俊作の言葉が気になって、仕事に集中できなかった。
桃子と佳代が似ている・・・
他人の空似だと思うが、桃子は何かずっと引っかかっていたのだった。
佳代は、愛人の身でありながら、何度も智代に内緒で、桃子に会いに来ていた事があった。
智代が、佳代をぶったのは、佳代が桃子に内緒で幼稚園に会いに来た時だったような気がする。
今更ながら、引っかかるところが多すぎるのだ。
桃子は、そう思うと、真実が知りたくなった。
愛人の佳代を、訴えようとすれば、智代は訴える事だって出来たはずなのに、訴えなかった。
すべてを知りたい。
桃子はもう大人だ。知る権利はあるはずだ。
最初のコメントを投稿しよう!